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おしらせ・飼育日記
SATOUMIクラゲリウムPart1

皆さま、こんにちは!飼育日誌の更新がなかなか出来ずに申し訳ありません。

 

お久しぶりです。O西です。夏以来の登場になります!😀

 

タイトルにあります通り、最近のクラゲ事情について紹介したいと思います~😁

 

当館でのクラゲ展示は毎日海に行き、採集して展示をするのは大変難しいため

クラゲを通年展示するために繁殖を行っています。

そこで今年、当館「初繁殖」できたクラゲを紹介していきます!!!💪

 

 

紹介する当館初繁殖のクラゲは・・・・・・・・・・

 

 

 

         「タコクラゲ」!!!!

 

タコクラゲは夏の時期になると高知県でも普通に見られるクラゲです。

冬場は水温が低く生息できないため海で採集することは出来ず、夏場採集できた個体は

長期で飼育していると形が崩れてしまい、毎年冬になると展示を断念していましたが、

繫殖することで通年展示が出来る!と思い挑戦してみようと思いました。

 

 

クラゲの仲間は一般的に

プラヌラ→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→メタフィラ→幼クラゲ→成熟クラゲという

サイクルで生活しています。(例外も多数います)

 

これはタコクラゲのポリプです!少し見えにくいと思いまいますが、これがタコクラゲの始まりです!!1mmぐらいの大きさで、肉眼でもしっかり見えます!

 

 

これはタコクラゲのエフィラです。褐色の粒々は褐虫藻といい、共生し、光合成により栄養を得ています。

見えにくいと思いますが、真ん中の白いものはアルテミアという動物プランクトンです。

褐虫藻での栄養も得ますが、餌を食べないと成長できないため、毎日愛情込めて

給餌を行っています。

 

最初の展示に入れた時はかなり小さく、とてもかわいい感じでした!😍

 

今はだいぶ成長が早く、かなり大きくなってきました!かっこいいですね!😎

このサイズは繫殖を行っているからこそ見られるサイズになります!

ここまで成長してくれると安定展示できた!と言い切れます。💪

今後の目標としては1年中展示できるように安定繫殖していこうと思っております!!

 

社内のスタッフや気付いてくれたお客様からは「かわいいね!」「小さいね!」

「初めてこんなに小さいやつ見た!」などと嬉しい声が聞こえてきます。

こういった声があると繫殖して良かったなと思います。😁

 

ここまで小さいタコクラゲを見られるのは今だけですので、是非足摺海洋館に足を運んでみて下さい!また、バックヤードツアーでは展示個体よりも、もっともっと小さい子たちがたくさんいますので、参加いただけると見ることも出来ます。

是非、入学式を彩るように小さいタコクラゲが皆様をお待ちしておりますので

春休み最後に見に来て下さい!🌸

O西