❸竜串湾
タッチングコーナーでは、磯で見られるヒトデやナマコなどの生き物に触れることができます。
フィリピン東方に端を発する黒潮は、海中のスーパー大河とも呼ばれる強い流れの海流です。
足摺岬以西の西南海域は特にその影響が強く、海原に突き出た岬の岸壁を洗いながら、南の海から様々な海の恵みを私たちにもたらしてくれます。
竜串周辺でも、その黒潮からの贈り物を無駄なく使った、さまざまな食の文化が生まれています。
マイワシを中心に、数千匹を展示しています。
捕食者に狙われやすい小魚たちは、群れを作ることで身を守っています。
同一方向に泳ぐ群れの様子は圧巻です、でもようく見ると群れと反対に泳いでいるイワシもいます。
目の前に広がる竜串の海には、さまざまなサンゴの大群落が、美しい海中景観を作り出し、多種多様な生物たちを育んでいます。
千尋岬から下川口城ノ岬に囲まれ、岩礁や桜浜のような砂浜が広がり、三崎川が流れ込む竜串湾にはさまざまな環境が存在し、それぞれの環境に適応した生き物たちが暮らしています。
ここでは目の前の竜串湾を再現し、そこに住む色鮮やかな熱帯魚と共にメジナ(グレ)やイシダイなど、釣り人に人気の温帯性の魚類も展示しています。