室戸深海調査
こんにちは。TK橋です。
先日、深海調査の為、室戸市まで行ってきました。
室戸市は高知県の東部に位置し、ユネスコ世界ジオパークにも認定されているとても自然豊かなところです。
室戸の海は、陸から近いところで急激に水深が深くなることが特徴で、約320mの深さから汲み上げる海洋深層水も有名です。
そんな室戸の深海を、水中ドローンを使って調査してきましたので紹介します!
今回使用したドローンがこちら。(株式会社 full depth ダイブユニット300)
300mの深さまで潜ることができます。
今回は最深270mまで潜りました。
さっそく海に沈めて、深海を覗いていきます。
深海の景色はどうなっているのだろうと胸を膨らませていると、少しずつ見えてきました。
泥や岩の景色が広がり、降りそそぐマリンスノー(プランクトンの死骸など)が映っています。
崖のように落ち込む地形を徐々に上っていくと、魚の姿が見えてきました。
アカイサキの群れです。立派な1匹のオスが小ぶりのメスを何匹も従えてハーレムを作っていて、スタッフ達も画面に食いつくように見入ってしまいました。
他にも、ソコホウボウの仲間やカサゴの仲間、海底に付着し生活するコトクラゲというクシクラゲの仲間など、たくさんの生き物を観察することができました。
調査の映像は、近日中にホームページで紹介いたします。もうしばらくお待ちください。
今回の貴重な調査結果を展示に活かし、よりよい展示ができるようにしていきたいと思います。