明けましておめでとうございます！新人Fです。

SATOUMIグランドオープンから怒涛の日々が過ぎましたが、無事2021年を迎えることができました。

私自身、いろいろな生き物と生活をする中で、なかなかできない経験をたくさんさせてもらいながら少しは成長できたのかなと思っております。

特に印象に残っているのは、2020年12月6日、14年7か月という水族館での生活を全うし、老衰死したシノノメサカタザメです。私がこの奮闘記を書くきっかけとなった生き物でもあり、成長させてくれた生き物でもありました。

すべての生き物の命の重さは平等であり、生き物を飼育している立場としては避けられないことではあるのですが、やはり直接手から給餌したり齧られたりと思い入れがある魚だったので、寂しさは大きかったです。

死後、体長やひれなどの体の各部分の大きさを測定し、死因を調べるため解剖、体の各部分は標本にして保存しました。

解剖の結果、けがや病気が原因ではなかったのは、不幸中の幸いといったところでしょうか。

新年早々寂しい話題でしたが、飼育員としては避けられない運命、その分一つ一つの命を大切に、本年も頑張っていきます！