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おしらせ・飼育日記
姿を変えるサンゴ!

 SATOUMIには、サンゴのコーナーがあり様々なサンゴを展示しています。サンゴは、足摺宇和海国立公園にもなっている竜串の海にとって観光資源ともなっており、とても重要な生物です。    そのようなサンゴですが、岩に張り付いてじっとしているように見えるためか、サンゴの水槽の前で、立ち止まってじっくり見てくれる人はあまり多くありません。

 ところが、サンゴの種類によっては、同じ者と思えないくらいに見た目が変化したりする種類もいるのです。サンゴは刺胞動物というグループに含まれ、その中には、クラゲやイソギンチャクがいます。サンゴもこれらと同じように、触手をもち、餌を捕まえたりすることが出来るのですが、この触手が、伸びたり縮んだりすることで、その姿が変化したり、さらに、体そのものが伸び縮みするものもいます。

 例えば、オレンジ色の細長い体が特徴的なムチヤギという種では、触手は白く、触手を閉じている時と、開いている時では違った印象を受けます。

 

 

 

  また、ウミキノコの仲間ではキノコの傘状になった上部から、ポリプを伸ばし触手を広げますが、ポリプが完全に引っ込んでいる時と、伸ばしている時では、全く別の生物のようです。

 

 

 

 

 

 

 ハナガタサンゴという種は、夜に大きな触手を伸ばしていることが多いですが、触手を伸ばすと、まるでイソギンチャクのように見えます。

 このように、じっとしていて、変化の少ないように見えるサンゴたちも、実は、以外に活動的に生活しています。もし、生きたサンゴを見る機会があれば、じっくりと観察してみてください。意外な姿を見ることができるかもしれません。 N.K