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おしらせ・飼育日記
海藻のはなし

 ここ竜串の海では、春になると多くの海藻が伸び始め、色とりどりの海藻が波に揺れる様子を見ることが出来ます。しかしながら、多くの海藻では水温の上昇に伴い消失してしまうので、この光景は、この季節だけに見られる光景です。

フタエモクなどホンダワラの仲間

SATOUMIの前にある桜浜では岩を覆うように繁茂する様子が見られる。

紅藻の仲間 カギケノリ

桜浜では、2月に出現し4月中には見られなくなる。

 

 

 海藻には大きく分けて緑藻・褐藻・紅藻があり、名前のとおり様々な色彩をしています。また、水中で暮らす海藻たちの形は様々で、陸上の植物のそれとは異なる、独特の形をしています。

 その海藻たちを、標本として保存する方法に、押し葉標本があるのですが、標本にすることで細かな形を観察することができるようになります。繊細な海藻の押し葉標本を見ていると、自然の造形の素晴らしさを感じてしまいます。

海藻押し葉標本

右から紅藻類のホオノオ・褐藻類のカヤモノリ・緑藻類のクロミル

 この海藻標本は、ケント紙に張り付けているのですが、海藻の種類によっては、海藻の、のり成分のおかげで、まるで紙に印刷をしているように、ぴたりと張り付くものもあります。この、紙にどの程度張り付くかどうかは、種を同定する一つの判断材料にもなります。

 これからの季節、海岸を歩くと、海藻が打ち上げられていることも多く、簡単に海藻を手にすることが出来ます。もし、機会があれば、ぜひ手に取ってその造形の面白さに触れてみてください。 N.K