新人飼育員奮闘記♯5
皆様こんにちは、新人飼育員Fです!
先日私の奮闘記にて紹介した「トサシミズサンショウウオ」、実はあの日サンショウウオ以外の生き物も採集し持ち帰っておりました。
それがこれ、ヤゴです!
ヤゴはトンボの幼虫で、下唇と呼ばれる下あごの部分を伸ばし、小さな虫やエビ、小魚、さらにはオタマジャクシや幼少期のサンショウウオなども捕食します。ですので、トサシミズサンショウウオの保護の意味も込めて、この日発見したヤゴを水族館へ持ち帰りました。
餌に冷凍の赤虫を与えて育てることおよそ一月半、朝出勤すると見事なトンボが2尾、羽化しておりました!
このトンボは「ヤブヤンマ」という種類で、写真では黄緑色の眼をしていますが、成熟するとオスはきれいな水色の眼になります。
体色も、黄緑色がきれいでカッコいいですね!
SATOUMIでは展示できる水槽がないので、2尾はそっと自然に帰っていきました。
普段あまり飼育していない虫系のヤゴを、トンボに羽化させられたのが嬉しく、ブログで紹介させてもらいました。機会があれば、いろいろなヤゴから成虫に羽化させてみたくなった新人Fでした!
PS.飼育課にも新しい仲間が増え、私自身も勤務2年目を迎えましたが、しばらくは“新人F”というペンネームで発信していきたいと思います。