魚の通り道「魚道」
皆さんこんにちは。TK橋です。
今回は、川魚採集の際に見かけた「魚道」を紹介します。
「魚道」とは?
川で暮らす生き物たちの中には、海と川を行き来する生き物たちがいます。有名な魚だと、サケやアユ、ウナギなどが知られています。しかし、河川の氾濫や土砂災害を防ぐために、ダムや堰(せき)などが作られると、海と川を行き来する生き物たちの障害物となってしまいます。そんな生き物たちが堰があっても通れるように作られるものが「魚道」です。
〇土佐清水市内を流れる宗呂川にある魚道
この魚道は、アイスハーバー型魚道といいます。コの字の両脇を水が流れ、中央は流れが弱く、魚が休憩しながら泳ぐことができる特徴があります。
実際に魚道の中を覗いてみると…
いました!オイカワ(左)とモクズガニ(右)です!
どちらも流れの弱い中央部分で休んでいるようでした。
魚道の最上部では、昇り終えて休んでいるのか、生き物たちがたくさん集まっていました。
今回はアイスハーバー型魚道の紹介でしたが、違う形式の魚道を見かけた際には、またご紹介したいと思います。
魚道を遡上する魚の力強さに感激するTK橋でした。