ウニ文鎮を作ろう!
小学生たちとウニ文鎮を作りました。
これはSATOUMIの近くにある、三崎小学校4年生の授業の一つで、旧館から続いている環境学習です。一年を通して、いくつかのプログラムを行っていますが、今回はウニ文鎮作りを通して、ウニという生き物に触れてもらいました。
トゲトゲの特徴のある体と、高級食材でもあるウニは、日本では馴染みぶかい海の生き物です。また、興味深い特徴をもつ生き物でもあり、ウニの口や肛門の位置、管足と呼ばれる伸び縮みする器官を使った移動方法などを子供たちと観察しました。
・棘の間から細長く管足を伸ばしているのが見える | ・管足を拡大した様子 |
さらに、ウニと一緒に暮らすことで、身を守る生き物や、様々なウニの仲間たちも紹介しました。
・細長い棘をもつガンガゼと暮らすガンガゼカクレエビ |
ウニ文鎮は、ウニの棘を取り、殻の中をきれいにして、中に石膏を入れることで作ります。この作業の中で、ウニが5放射相称という5を基本に体が作られている事や、頑丈な歯の付いたアリストテレスの提灯と呼ばれる巨大な口器など、ウニの体をじっくりと観察することが出来ました。
・完成したウニ文鎮 |
出来上がったウニ文鎮を並べると、幾何学模様のような造形の美しさや、種類によって殻の形や模様が異なりことがわかります。 N.K