皆様こんにちは、世間ではコロナが猛威を振るい、観光関係の我々水族館側にも深刻な影響が出ておりますが、お加減はいかがでしょうか?
新人Fも精一杯感染予防に努めながら、今日も今日とて竜串湾大水槽へお給仕に向かっておりました。そんな矢先、ふと悪魔のささやきが…
「お客さんは全くいない、潜水は自分ひとり…『新人飼育員奮闘記(当ブログ)での竜串湾大水槽内の紹介のため』と銘打って水中お散歩しようぜ!」
…と、いうわけで今回は、皆様が普段観ることができない水槽の中からの景色をご紹介です!
まずはやはり、大水槽の現主役・ニセゴイシウツボです。
最近は貫禄が出てきたうえに、昼間でも遊泳するといったファンサービスも覚えました(笑)
シコロサンゴの隙間からこちらを見上げる様子は、まさに大水槽の主!
お次は因縁のあいつ、そうイシガキフグです。耳を噛まれた恨み、忘れた日はないぞ…!
このフグはいつも水面を泳いでいるので、水槽正面より、大水槽の上側(2F)から探したほうが見つかりやすいかもしれません。
次は私の最近のお気に入りの魚、アカネキントキちゃん!
くりくりお目目が可愛い、真っ赤な魚です。大水槽には現在4個体泳いでいます、水槽の下のほうを探してみてくださいね。
水槽の底に沈んでふと上を見上げると、普段何気なく見ていた魚たちが優雅に泳いでいます。
大きなツバメウオや、私を見下ろすハナミノカサゴ…
サンゴの陰で休むクロホシイシモチのペアやフグたち(上がモヨウフグ、下がサザナミフグ)…
エサやりの時とは違う姿に、しばし時を忘れ一人のダイバーに戻っていました。(尚勤務時間内の模様)
最後に水槽内に職員がいる時、お客様が間近でダイバーを見られる(かもしれない)場所を水中から紹介して今回は終わりにしましょう。今回大水槽正面は割愛します。
まずはこちら、黒潮の恵み水槽の向かいにある大水槽丸窓です。
円形のため少し酔ってしまう人もいるかもしれません…
次はこちら、2F甲殻類水槽の前にあるアクリル面です。
ダイバーの潜るタイミングと重なれば、入水と潜水の様子がよく見えます。
ちなみにダイバー視点はこうです。
また、タッチプール(現在は感染症拡大防止のためタッチは休止しております)付近のアクリル面でもダイバーを観察することができます。
竜串湾大水槽側からのダイバー視点で見たタッチプールはこんな感じ。
水槽内での優雅な時間、水族館飼育員の特権ですね、飼育員の視点を皆様に少しだけお裾分けでした!
…え、写真のクオリティ?ハハッ(´_ゝ`)