トワイライトゾーーーーン
やっと暖かくなってきましたね~
海水温も徐々に上がってきました。これから採集のベストシーズンがやってきますよ!
今シーズンはどんな生き物に出会えるか楽しみだ!!
今回はT-中が管理している水槽の中でも気合を入れている水槽をご紹介します。
テーマは「トワイライトゾーン」
なかなか聞き慣れないゾーンですよね!
水深200m~1000mほどの海には、わずかな光しか到達しない「トワイライトゾーン(薄暮帯)」と呼ばれる世界があります。そこにはチョウチンアンコウをはじめとするさまざまな深海生物が暮らしています。SATOUMIのトワイライトゾーンは夕暮れ時のような薄明りが差し込む水深3、40m以深の水深のことをいいます。
高知県室戸の漁師さんが約80m~110mのエリアを探って釣りをします。
一度、ご一緒したのですが・・・
この釣り、、、かなり難しい!
みなさんもテレビなどで見たことがあるかもしれませんが深い水深から魚を上げてくると水圧の変化によって目が膨らんだり、口から胃袋が出たりとなかなか難しい採集になります。
大きな水族館では加圧する機械で膨らんでしまった目や浮袋などを引っ込める事ができるのですが、足摺海洋館にはそんな機械はありません(実はめちゃくちゃほしい‼‼笑)
なので釣りで上げてくる際にゆっくり上げたり、一定の水深で止めてみたりなど圧力に慣れさせながら上げてきます。しかしそれでも膨らんでしまうこともあります。(まだまだ試行錯誤が必要です)
ですが、なんとかいろんな種類の魚たちを採集し展示することが出来ました。
まずは
食べておいしい高級魚「アカアマダイ」
実は釣り人の外道「サクラダイ」
やたらと釣れる「キダイ」※レンコダイとも呼ばれます
食べて最高「アカイサキ」
土佐湾ゆかりの「ヒメハナダイ」
他にもいますが、あとはぜひ実際に見に来てください!
みんなすごくキレイで可愛い顔をしています。
トワイライトゾーンはまだまだ未知の領域でもあります。これからもっと調査し、新たな発見をしていきたいと思います。
はぁーー釣りに行きたい
釣り採集の準備が1番ワクワクするT-中でした。