新緑の候
新年度が始まり、海洋館では5月のGWのイベントに向けて準備をしている真っ最中です。
さて、この魚の名前、体の色が「五月の新緑」を思わせる事からサツキハゼという、今の季節にぴったりの魚です。
全長5cmほどの小型のハゼで、漁港の岸壁付近に群れて生息していて、よくゴマハゼの群れにも混ざっています。
(ゴマハゼも全長2cmほどの小型のハゼです。名前の由来も「ゴマ粒のように小さい」というところからきています。)
警戒心がとても強く、ゴマハゼを採集すると一緒に網に入っているのですが、いざサツキハゼを狙ってすくおうとすると、近くのカキ殻や隙間に逃げ込み、なかなかすくえません。必要ない時には勝手に採れるのに、欲しい時にはなかなか採れない手強い魚です。
1階・足摺の海コーナーにゴマハゼと一緒に展示されています。
実際に、「5月の新緑」を思わせるのか見てみて下さい。 M・H