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おしらせ・飼育日記
夏の終わり

まだまだ暑い日が続いていますが、8月も今日で終わりですね。観光客の方たちも減って寂しくなった海洋館です。

観光客の他に、いなくなって寂しく感じている事があります。それは、「ツバメ」です。ツバメは、毎年3月から4月にかけて東南アジアから日本に飛来してき、人の気配があるところに巣をつくります。海洋館はツバメたちにとって、人気の営巣スポットです。

分かりづらいと思いますが、黄丸の部分がツバメの巣です。(道路側からの建物外観)

写真には写りきっていないですが道路側には全部で15個ありました。

去年の巣を使っているものもいれば、今年新しく、つくって使っているものもいます。産卵からふ化まで2週間、ふ化から巣立ちまでは3週間ほどかかり、ひと夏に2回子育てをするツバメもいます。

画面中央の黒い点々がツバメたちです。

巣立ったひな鳥と子育てを終えた親鳥は、巣を離れ水辺のヨシ原等にねぐらをつくり集団で過ごし、渡りに備えるために沢山の虫を食べます。そして8月中旬~10月にかけて東南アジアに渡って行きます。

海洋館のツバメは、今頃どこを飛んでいるのでしょうか。

来年も無事に帰ってきてほしいと思います。            M・H