夏の風物詩。皆様は何を思い浮かべますか?
私が思う風物詩はアレですかね~。風鈴に似た形のアレです。
そうそう、クラゲです!
(と、言ってもフウリンクラゲの話ではないのですが…)
この時期にこの地域でよく見られるクラゲといえば… タコクラゲ!
去年は7月に目撃していましたが、今年は見られる時期が遅く8月下旬になりやっと各所で見られるようになりました。
とある漁港を覗いてみると…
わぁ!たくさん!!!!!! しかもデカい!!!!!!
写真だとわかりにくいかもしれませんが、大きい個体は傘の大きさがソフトボールくらいで全長は30㎝以上あります!
傘が半球状で遊泳性があり、割と速い動きでプカプカと泳ぐ姿は可愛らしいですよ~。
口腕が8本あることからタコクラゲという名前が付きました🐙
細胞内に褐虫藻という動物プランクトンがすんでおり、光合成をすることでタコクラゲも成長します。
ここで採集した個体は海洋館で展示しているので是非見に来てくださいね(^O^)✨
採集中にタコクラゲの後を追うようにハタタテダイの群れを見つけました。
よく見るとタコクラゲをやたらと突いている様子。
クラゲの持つ刺胞毒を利用して外敵から身を守るために隠れるタイプの魚もいますが、
あからさまに突いている様子。
クラゲに付着した生物を食べているのか、褐虫藻を食べているのか…
そういえば先日シュノーケリング中にも、カブトクラゲ(有櫛動物)を突くオヤビッチャの幼魚を見かけました。
[カブトクラゲを突くオヤビッチャの様子:https://www.youtube.com/watch?v=TBzybmunLtY]
食べているような感じしますよね…?
クラゲの体はほぼ水分で出来ているので栄養価はあまり無いような気はしますがゼラチン質で食べやすいのでしょうか。
調べてみると色々な情報は出てきますが、魚がクラゲを食べる理由について
はっきりとしたことはわからないようです。
海の生き物たちの食物連鎖にクラゲがどれくらい関わっているのか気になるところですね!
TK本