台風一過
日本に大きな被害をもたらした台風14号は、ここ竜串でも9月18・19日にかけて非常に強い風雨と波をもたらしました。幸いSATOUMIでは大きな被害はありませんでしたが、足摺海底館の遊歩道が破損する被害があり、自然の力の強さを思い知りました。
さて、台風が通り過ぎた20日は、空は晴れ、波もすっかり落ち着き、まさに台風一過となりました。そこで、海岸を朝に散策してみると、多くの台風の爪痕を見ることが出来ました。
普段は波が届かないような場所まで波が来たため、ハマゴウのような海岸植物の葉が無くなり、枝だけの状態になったり、魚など様々な生き物たちが打ち上げられていました。
・葉が無くなり枝だけになったハマゴウ | ・浅い岩礁域で暮らすイソカサゴ |
特に、浅い場所で暮らしているサンゴは、強い影響を受けたようで、この台風で打ちあがったと思われる、サンゴの骨格が多く見られました。
・今回の台風で打ちあがったと見られるサンゴ(左) ・打ち上って時間のたったサンゴの骨格は白い(右) |
波にもまれて、ほとんど骨格だけになっていますが、生臭いにおいがするので生きていた状態のサンゴが打ちあがったものであることがわかります。
海中の状態が気になりますが、海況が回復したら、近々、確認してみたいと思います。 N.K