目覚まし時計要らず
ベラの仲間は眠る時、砂に潜るタイプと岩陰などに身を隠すタイプがいます。
足摺の海コーナーのベラ達です。起きている時は活発に泳ぎまわっています。
黄色→コガネキュウセン
オレンジ→ツユベラ幼魚
緑→ナメラベラ
上の写真には写っていないですが、ライブロックの間にミツバモチノウオがいます。あとベラではないですが、青と白の縞模様はサザナミヤッコです。
閉館間際の水槽の様子
みんな隠れてしまって、ライブロックの水槽になっています。この水槽のベラの中でミツバモチノウオだけが岩陰などに隠れて眠るタイプで、残りの3種は砂に潜るタイプです。
ライブロックに隠れるミツバモチノウオ
砂に潜るタイプのベラは、他の魚に比べて体内時計の働きが強く一定の時間になると照明に関係なく眠ったり起きたりします。
砂に潜るという事は、周りの状況が分からない状態です。夜が明け周りが明るくなってきたのかどうか分かりません。その為、体内時計の働きが強いのではないか、といわれています。
海洋館のベラ達も、決まった時間に寝て起きているようです。閉館間際には、もう砂の中に潜っています。朝は、いつも1番に出勤する職員によると、照明をつけた時は潜っているけど、開館作業をしている間に出てきているそうです。
時々、昼間に潜っている時もあるそうです。昼寝でもしているのでしょうか。
M・H