初日の出は海洋館で
皆さんこんにちは。TK橋です。
2022年も残り1か月をきりました!今年もあっという間でしたね!
さて、今回は一足先に、新年を迎えるにあたってぜひ見てほしい生き物を紹介します。
今回紹介するのはこちら!
砂泥底に生息し、普段は砂に潜って眼だけを出していることが多いカニです。
カニの中でも最も原始的なカニの仲間と言われていて、「ふんどし」と呼ばれる場所(腹部)が、他のカニと違って伸びたままという特徴を持っています。甲殻類の進化の過程で、ヤドカリの仲間からこのふんどしの部分を折りたたみ、カニの仲間へと進化していきました。しかし、アサヒガニはそれが不完全なのです。
伸びたままのふんどし
このアサヒガニ、なぜ新年に向けて紹介するのか。もう察している方も多いのではないでしょうか?そうです。その名の通り、朝日のような見た目をしています!
この個体は、脱皮したばかりでとてもきれいなオレンジ色をしています。
新年までおよそ1か月。来年も良い年になるように、アサヒガニに願掛けしてみてくださいね!
海洋館1F イワシ水槽横 「黒潮のめぐみ」のコーナーで展示しています。