2023/01/31
キイロウミウシがいい所にいました。クリーム色の体で、波打つ外套膜の縁辺が黒く縁どられ、鰓と触角も黒く体の色を引き締めています。派手な模様ではなくツートンカラーなのに気品漂う綺麗なウミウシですね。
2023/01/30
ヤマアカガエルがきれいなシダの葉の上でいい顔をしていましたよ。自然界ではもうすぐヤマアカガエルの産卵の時期が来ます。田んぼや産地の池や沼の浅瀬でオタマジャクシが泳ぎ始めるのももうすぐです。
2023/01/28
昨日の夕方、ニセゴイシウツボ君のお気に入りの住処のシコロサンゴが整備のため、取り上げられてしまい代わりに別の擬岩が入ったのですが、そこはどうも気に入らないようです。今朝は写真のようにテーブルサンボなどに身を任せ、全身が見えています。かなり太いですね。早く新しい擬岩に落ち着いてくれるといいのですが…
2023/01/27
つい撮ってしまうのがこの写真です。ハリセンボンが正面を向いていい顔をしていると、何枚もシャッターを切ってしまいます。今朝もいい顔をしていたので撮った数枚の中で、一番のいい顔がこの写真です。幸せな気分にしてくれる一枚ですね。
2023/01/24
昨日紹介したタスキモンガラの天敵、ムラサメモンガラです。二回りほど大きな体なので、タスキモンガラが水槽の中央に出てこようとすると威嚇します。でも、自分も怖がりで、ちょっとでも変化を感じるとサッとサンゴの下や陰に潜り込みます。敵に襲われると岩やサンゴの窪みに入り、頭の上にある強力な棘を立ててしまうので、その棘を倒さないと穴から出すことはできません。
2023/01/23
“足摺の海のコーナーに、モンガラカワハギの仲間の数センチの幼魚2種が展示されています。その一種、タスキモンガラです。全長で4㎝ほどですが、もう立派に成魚の模様がでています。一緒に展示されているムラサメモンガラの幼魚が少し大きく、よく威嚇さっれてサンゴの下に逃げ込んでいます。隠れてしまっても数分すると出てくることが多いので、姿がない時には水槽の前でしばらく待ってみてください。恐る恐る姿を現しますよ。
2023/01/21
以前紹介したイトマンクロユリハゼと一緒に展示されているクロユリハゼの幼魚です。この頃は尾鰭の付け根の下側に黒斑があるのが特徴です。その黒斑が外敵からは眼のように見え、その眼を目がけて襲ってきた敵をうまくかわすのでしょう。大人になるとその黒斑は消え体の後ろ半分が黒くなります。
2023/01/18
全長20㎝を超えるアヤメカサゴが展示されています。オレンジ色の体には黄色の網目模様が広がり綺麗ですね。各ヒレは黄色く大きな綺麗な眼をしています。普段は水深15ほどの深海の入り口に住んでいます。
2023/01/17
深海コーナでいつも壁際で腹節を丸めていることの多いハコエビ。今朝はちょうど移動中で体がまっすぐに伸びていい感じでした。なかなかカッコいいですね。自然界では深い海の泥底などの表層に潜っていることもあるようです。
2023/01/11
SATOUNI周辺の海にアオウミウシが現れ始めました。まだ少し小ぶりの個体が多いですが、その綺麗な体を披露してくれていますよ。ウミウシのコーナーにも展示されていますので探してみてください。
2023/01/10
アンコウが正面を向いていたので、写真を撮ろうと近づくと、口を開けてくれました。近縁種のキアンコウとの区別がつく、下の口の中にある白色斑が少し見えています。キアンコウは成長すると全長1.5mにもなりますが、アンコウは40㎝と小柄です。写真の眼の光り方が素晴らしく綺麗ですね。
2023/01/07
ハリセンボンの何か言いたげな表情が撮れました。ちょっと上を向きながら、その口元が何かを言おうとしていますよね。
2023/01/06
“足摺の海”のコーナーに展示されている全長5㎝ほどのキビレマツカサの幼魚です。周りに移っている魚たちと比べるとその小ささが判ります。いつも岩影に隠れていて、なかなか写真を撮るチャンスがなかったのですが、今朝ようやく撮れました。各ヒレが黄色に染まりとでも綺麗で、そして小さいので可愛いですね!
2023/01/05
竜串湾大水槽の疑サンゴの周りに、オヤビッチャなどが何やら集まっていました。皆止まって順番を待っているようです。そうです、ホンソメワケベラのクリーニングステーションだったのです。よーく見ると2枚目の写真のように、次から次へと集まった魚たちの体を掃除していました。この数ではすぐにお腹がいっぱいになってしまいそうですね。
2023/01/03
アカクラゲ2匹が絡んだ、良い写真が撮れました。隣の姿が見えない個体の、触手はなびいていい感じですね。
2023/01/02
新年早々、深海コーナーにアンコウが展示されましたよ。下顎の先端からぐるっと顔側を取り囲むように皮弁というヒラヒラとした突起があり、砂に潜るとその皮弁が体の輪郭を判らなくします。そしてアンコウが潜っていると知らずに近ずく獲物を、多くな口でパクリ。
2023/01/01
新年 おめでとうございます。本年もSATOUMIをよろしくお願いいたします。今年もどんな生き物が搬入されるか楽しみですね。それらをまた写真で紹介していきますので、チェックをよろしくお願いいたします。新年最初の一枚は、おめでたいマダイの代役にも使われるキダイです。尾頭付きで塩焼きにされお正月に飾られることもありますよ。レンコダイとも呼ばれます。いい顔して写っていますね!
2023/02/28
いつもは水槽の底の砂の上でジッと定位してているヒメ。今朝は瞬間的に底を離れ鰭を大きく広げ泳ぎましたが、またすぐ着底しジッとしてしまいました。1枚だけシャッターが切れ、綺麗に開いた各ヒレがとってもきれいですね!
2023/02/25
昨日紹介したキツネダイの若魚です。全長10㎝強の個体で、からだや口先はまだ長く伸びていませんね。背鰭の中央部にある黒斑がよく目立ちます。若い個体なのでハツラツ感があると思いませんか。
2023/02/24
足摺の海のコーナーの一番奥にある大型の水槽のディスプレイが一新され、新たにキツネダイが展示されました。名前にタイと付いていますが、マダイなどと同じタイ科の魚ではなくベラの仲間で成長すると全長40㎝にもなります。サンゴ礁の浅瀬で多く見られるベラの仲間ですが、本種は水深数十mの深場に生息しています。
2023/02/23
足摺の海のコーナーのガンガゼは良くアクリルパネルのも観覧面に着いていることがあります。その姿を横から写真に撮ったのがこれです。鏡面効果でアクリル面にガンガゼが写り込み、2匹向かい合っているような絵になります。不思議な感じですよね。皆さんもアクリル面にガンガゼが着いていたら、横から狙ってみてください。
2023/02/21
竜串湾大水槽でギチベラが、正面のアクリルパネルのいい所にいたのでシャッターを切りました。なかなか面白ポーズで、眼と口の感じがいいですね。眼の付け根は淡いコバルト色のリングが、鱗の黒い縁取りもきれいです!
2023/02/20
珍しく今朝は深海コーナーのミノエビが目の前を泳いでいたのでパチリ!なかなかいい感じで撮れました。沢山捕れた時には食用にもされているエビで、ちょっと太った甘エビみたいですね。この仲間、驚くと口から発光物質を煙幕のように出すことが知られています。
2023/02/19
竜串湾大水槽の疑シコロサンゴの化粧直しが終わり、水槽内に復活しました。その場所をねぐらにして、サンゴの隙間から顔を出して人気を博していた大きなニセゴイシウツボも元の場所に戻ってきましたよ。今朝も隙間から顔を出し、落ち着いた感じでいい顔をしていました。
2023/02/17
竜串湾大水槽で30㎝位で白と黒のツートンカラーが良く目立っていたアジアコショウダイの若魚。最近は体が一段と大きくなり、美しかった白い部分が無くなり写真のように全身が暗色になってきました。ついに幼・若魚の模様から成魚の模様へと変わる時期が来ました。この後全身が暗灰色となり、黒褐色の小斑点が散らばった模様となるはずです。
2023/02/16
良く似た体色をした2匹、右の小さい個体がナメラヤッコ、左の少し大きい個体がクロクチニザの幼魚です。ナメラヤッコは敵が来ると素早くサンゴや岩陰に逃げ込み身を守るので、敵は襲おうとしません。それを知ってかクロクチニザはナメラヤッコに擬態して、敵の攻撃から逃れているようです。
2023/02/15
トサシミズサンショウウオが二匹仲良く岩の下から顔を出していました。可愛いですね!この後すぐ二匹揃って這い出て来て僕の目の前までやってきました!
2023/02/12
ムナテンベラの若魚です。以前に紹介した時には、その種の特徴である黄色い腹びれが写っていなかったのですが、ようやく撮れました。腹びれをたたんでいることが多く、なかなか撮れなかったので紹介しました。藍色の体には、胸鰭の付け根の暗色班がよく目立つ綺麗なベラですね。
2023/02/11
“足摺の海”のコーナーでクロウミウマやゴマハゼと一緒に暮らしているナンヨウツバメウオ。展示された頃は全長10㎝ほどで体は枯葉のような色をして今知ったが、もうすっかり大きくなり、体色は大人に近づき、顔つきも“青年”という感じになりました。朝は何時も水槽の底ちかくのロープの陰で大人しくしていますよ。
2023/02/09
“足摺の海”に展示されているミヤケテグリです。全長3㎝ほどの小さな魚ですがアップで見ると美しい模様と飛び出た眼も印象的。時々、小さな口を下に伸ばして底の砂の表面の有機物やエサのかすをついばむ姿は、可愛らしく癒されますよ。シャイでサンゴの陰に隠れていることが多いのですが、最近はよく目にするようになりました。
2023/02/08
全長3㎝ほどの幼魚で展示したカノコベラがすっかり大きくなり、大人のメスの体色になりました。幼魚の頃にもあった背中の眼状斑ははっきりと残っていますが、白いラインはすっかりなくなっています。
2023/02/07
以前紹介したキビレマツカサと一緒に岩の陰に隠れていて、なかなか写真の撮りにくいクロオビエビスの幼魚です。全長5㎝程です、今朝は珍しく隠れ家から離れていい場所に出てきていました。大きな眼がすごく可愛いですね!足摺の海のコーナーに展示していますので、岩影を捜してみてください。
2023/02/03
コウイカの1匹が正面を向いていました。他の個体は皆横向きなのですが、その真ん中でこちらを睨んでいました。瞼が垂れたような眼をしているので、ちょっと眠たげですが。よく見ると腕には小さな黒い斑紋が並んでいます。
2023/03/21
改修工事の終わった外洋水槽で、ゴマサバに混じってカタボシイワシも戻ってきました。本来ならば暖かい海の沖合で生活しているのですが、最近は窪津の大敷網でも見られるようです。サッパの仲間ですが20㎝を超える立派な体をしています。銀色の体がとても綺麗ですよ、外洋水槽で探してみてください。
2023/03/20
企画展100「さくら」で展示されているイッテンサクラダイです。100mをけるような深場の岩礁域で生活しています。背びれの軟条や尾びれの先端付近の鰭条が糸状に延びて美しい!黄緑に輝く眼もたまりませんね。
2023/03/19
お待たせいたしました、改修工事をしていた外洋水槽が17日から無事再開しました。改修中に生け簀などで飼育されていた清水サバことゴマサバやアジ、エイの仲間が奇麗になった水槽で気持ちよさそうに泳いでいます。生きのいい清水サバを是非見に来てください!
2023/03/17
今日から始まった企画展「さくら」。そこに展示されているサクラダイ。属名もSacuaとついています。ちょっと深場の岩礁域に群れで生活している美しい魚です。
2023/03/16
金魚すくいのキンギョ位の大きさだったギンブナ、大きく立派になり10センチを超えたと思います。鱗もしっかりとしていい感じになりました。春が来て、皆大きく立派になってきてうれしい限りです。
2023/03/11
足摺の海のコーナーのメガレイの正面顔。メガレイというように大きな眼の瞳が金色に縁どられ、凄い目力が感じられます。じっとレンズを見つめてくれましたよ。
2023/03/05
えび茶色の体のイセエビとは違い、青色が混じった綺麗な体のシマイセエビ。熱帯のサンゴ礁などで見られるイセエビの仲間です。土佐清水でも時折イセエビの刺し網で混獲されることがあります。太いヒゲの付け根の紺色と青色のコントラストがいいですね!
2023/03/04
小さいころには沢山のゴンズイが集まってボール状の塊になっているので「ゴンズイ玉」と呼ばれます。成長しても群れで暮らしていますが、水槽の中では小さい時のようなきれいなボールにはならず、結構バラバラ感があるのですが、時折皆同じ方向を向いて、泳いでいることがあります。写真に撮ると沢山の眼のある不思議な光景ですね。
2023/03/03
竜串湾大水槽にエイが1匹ッ展示されています。今日の写真のヤッコエイです。底の砂利の中に隠れていることもありますが、中層を良く泳いでいます。菱形の体の背面にはコバルトブルーの小さな斑紋がよく目立ちそれが特徴なのですが、当館の個体は斑紋の数が少なく一見アカエイのようです。2階の水面近くを泳いでいることもあるので、一度捜して見ってください。 ちなみに、この写真は2階のアクリル面で撮影したものです。
2023/03/02
足摺の海のコーナーにシロアマダイが登場です。アマダイの仲間は土佐清水では“ビタ”と呼ばれシロアマダイはシラ、シロビタと呼ばれ漁獲量は少ないのですが、味が良いのでアカカマダイよりは高値で取引されます。砂泥底の口で掘った穴を巣にして暮らしているので、水槽内でも盛んに砂を掘っています。