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営業時間
9:00~17:00
館長のtoday’s picture
2023/01/31
キイロウミウシがいい所にいました。クリーム色の体で、波打つ外套膜の縁辺が黒く縁どられ、鰓と触角も黒く体の色を引き締めています。派手な模様ではなくツートンカラーなのに気品漂う綺麗なウミウシですね。
2023/01/30
ヤマアカガエルがきれいなシダの葉の上でいい顔をしていましたよ。自然界ではもうすぐヤマアカガエルの産卵の時期が来ます。田んぼや産地の池や沼の浅瀬でオタマジャクシが泳ぎ始めるのももうすぐです。
2023/01/28
昨日の夕方、ニセゴイシウツボ君のお気に入りの住処のシコロサンゴが整備のため、取り上げられてしまい代わりに別の擬岩が入ったのですが、そこはどうも気に入らないようです。今朝は写真のようにテーブルサンゴ
2023/01/27
つい撮ってしまうのがこの写真です。ハリセンボンが正面を向いていい顔をしていると、何枚もシャッターを切ってしまいます。今朝もいい顔をしていたので撮った数枚の中で、一番のいい顔がこの写真です。幸せな気分にしてくれる一枚ですね。
2023/01/24
昨日紹介したタスキモンガラの天敵、ムラサメモンガラです。二回りほど大きな体なので、タスキモンガラが水槽の中央に出てこようとすると威嚇します。でも、自分も怖がりで、ちょっとでも変化を感じるとサッとサンゴの下や陰に潜り込みます。敵に襲われると岩やサンゴの窪みに入り、頭の上にある強力な棘を立ててしまうので、その棘を倒さないと穴から出すことはできません。
2023/01/23
“足摺の海のコーナーに、モンガラカワハギの仲間の数センチの幼魚2種が展示されています。その一種、タスキモンガラです。全長で4㎝ほどですが、もう立派に成魚の模様がでています。一緒に展示されているムラサメモンガラの幼魚が少し大きく、よく威嚇されてサンゴの下に逃げ込んでいます。隠れてしまっても数分すると出てくることが多いので、姿がない時には水槽の前でしばらく待ってみてください。恐る恐る姿を現しますよ。
2023/01/21
以前紹介したイトマンクロユリハゼと一緒に展示されているクロユリハゼの幼魚です。この頃は尾鰭の付け根の下側に黒斑があるのが特徴です。その黒斑が外敵からは眼のように見え、その眼を目がけて襲ってきた敵をうまくかわすのでしょう。大人になるとその黒斑は消え体の後ろ半分が黒くなります。
2023/01/18
全長20㎝を超えるアヤメカサゴが展示されています。オレンジ色の体には黄色の網目模様が広がり綺麗ですね。各ヒレは黄色く大きな綺麗な眼をしています。普段は水深15ほどの深海の入り口に住んでいます。
2023/01/17
深海コーナでいつも壁際で腹節を丸めていることの多いハコエビ。今朝はちょうど移動中で体がまっすぐに伸びていい感じでした。なかなかカッコいいですね。自然界では深い海の泥底などの表層に潜っていることもあるようです。
2023/01/11
SATOUNI周辺の海にアオウミウシが現れ始めました。まだ少し小ぶりの個体が多いですが、その綺麗な体を披露してくれていますよ。ウミウシのコーナーにも展示されていますので探してみてください。
2023/01/10
アンコウが正面を向いていたので、写真を撮ろうと近づくと、口を開けてくれました。近縁種のキアンコウとの区別がつく、下の口の中にある白色斑が少し見えています。キアンコウは成長すると全長1.5mにもなりますが、アンコウは40㎝と小柄です。写真の眼の光り方が素晴らしく綺麗ですね。
2023/01/07
ハリセンボンの何か言いたげな表情が撮れました。ちょっと上を向きながら、その口元が何かを言おうとしていますよね。
2023/01/06
“足摺の海”のコーナーに展示されている全長5㎝ほどのキビレマツカサの幼魚です。周りに移っている魚たちと比べるとその小ささが判ります。いつも岩影に隠れていて、なかなか写真を撮るチャンスがなかったのですが、今朝ようやく撮れました。各ヒレが黄色に染まりとでも綺麗で、そして小さいので可愛いですね!
2023/01/05
竜串湾大水槽の疑サンゴの周りに、オヤビッチャなどが何やら集まっていました。皆止まって順番を待っているようです。そうです、ホンソメワケベラのクリーニングステーションだったのです。よーく見ると2枚目の写真のように、次から次へと集まった魚たちの体を掃除していました。この数ではすぐにお腹がいっぱいになってしまいそうですね。
2023/01/03
アカクラゲ2匹が絡んだ、良い写真が撮れました。隣の姿が見えない個体の触手がなびいていい感じですね。
2023/01/02
新年早々、深海コーナーにアンコウが展示されましたよ。下顎の先端からぐるっと顔側を取り囲むように皮弁というヒラヒラとした突起があり、砂に潜るとその皮弁が体の輪郭を判らなくします。そしてアンコウが潜っていると知らずに近ずく獲物を、大きな口でパクリ。
2023/01/01
新年 おめでとうございます。本年もSATOUMIをよろしくお願いいたします。今年もどんな生き物が搬入されるか楽しみですね。それらをまた写真で紹介していきますので、チェックをよろしくお願いいたします。新年最初の一枚は、おめでたいマダイの代役にも使われるキダイです。尾頭付きで塩焼きにされお正月に飾られることもありますよ。レンコダイとも呼ばれます。いい顔して写っていますね!
2023/02/28
いつもは水槽の底の砂の上でジッと定位しているヒメ。今朝は瞬間的に底を離れ鰭を大きく広げ泳ぎましたが、またすぐ着底しジッとしてしまいました。1枚だけシャッターが切れ、綺麗に開いた各ヒレがとってもきれいですね!
2023/02/25
昨日紹介したキツネダイの若魚です。全長10㎝強の個体で、からだや口先はまだ長く伸びていませんね。背鰭の中央部にある黒斑がよく目立ちます。若い個体なのでハツラツ感があると思いませんか。
2023/02/24
足摺の海のコーナーの一番奥にある大型の水槽のディスプレイが一新され、新たにキツネダイが展示されました。名前にタイと付いていますが、マダイなどと同じタイ科の魚ではなくベラの仲間で成長すると全長40㎝にもなります。サンゴ礁の浅瀬で多く見られるベラの仲間ですが、本種は水深数十mの深場に生息しています。
2023/02/23
足摺の海のコーナーのガンガゼは良くアクリルパネルの観覧面に着いていることがあります。その姿を横から写真に撮ったのがこれです。鏡面効果でアクリル面にガンガゼが写り込み、2匹向かい合っているような絵になります。不思議な感じですよね。皆さんもアクリル面にガンガゼが着いていたら、横から狙ってみてください。
2023/02/21
竜串湾大水槽でギチベラが、正面のアクリルパネルのいい所にいたのでシャッターを切りました。なかなか面白いポーズで、眼と口の感じがいいですね。眼の付け根は淡いコバルト色のリングが、鱗の黒い縁取りもきれいです!
2023/02/20
珍しく今朝は深海コーナーのミノエビが目の前を泳いでいたのでパチリ!なかなかいい感じで撮れました。沢山捕れた時には食用にもされているエビで、ちょっと太った甘エビみたいですね。この仲間、驚くと口から発光物質を煙幕のように出すことが知られています。
2023/02/19
竜串湾大水槽の疑シコロサンゴの化粧直しが終わり、水槽内に復活しました。その場所をねぐらにして、サンゴの隙間から顔を出して人気を博していた大きなニセゴイシウツボも元の場所に戻ってきましたよ。今朝も隙間から顔を出し、落ち着いた感じでいい顔をしていました。
2023/02/17
竜串湾大水槽で30㎝位で白と黒のツートンカラーが良く目立っていたアジアコショウダイの若魚。最近は体が一段と大きくなり、美しかった白い部分が無くなり写真のように全身が暗色になってきました。ついに幼・若魚の模様から成魚の模様へと変わる時期が来ました。この後全身が暗灰色となり、黒褐色の小斑点が散らばった模様となるはずです。
2023/02/16
良く似た体色をした2匹、右の小さい個体がナメラヤッコ、左の少し大きい個体がクロクチニザの幼魚です。ナメラヤッコは敵が来ると素早くサンゴや岩陰に逃げ込み身を守るので、敵は襲おうとしません。それを知ってかクロクチニザはナメラヤッコに擬態して、敵の攻撃から逃れているようです。
2023/02/15
トサシミズサンショウウオが二匹仲良く岩の下から顔を出していました。可愛いですね!この後すぐ二匹揃って這い出て来て僕の目の前までやってきました!
2023/02/12
ムナテンベラの若魚です。以前に紹介した時には、その種の特徴である黄色い腹びれが写っていなかったのですが、ようやく撮れました。腹びれをたたんでいることが多く、なかなか撮れなかったので紹介しました。藍色の体には、胸鰭の付け根の暗色班がよく目立つ綺麗なベラですね。
2023/02/11
“足摺の海”のコーナーでクロウミウマやゴマハゼと一緒に暮らしているナンヨウツバメウオ。展示された頃は全長10㎝ほどで体は枯葉のような色をしていましたが、もうすっかり大きくなり、体色は大人に近づき、顔つきも“青年”という感じになりました。朝は何時も水槽の底ちかくのロープの陰で大人しくしていますよ。
2023/02/09
“足摺の海”に展示されているミヤケテグリです。全長3㎝ほどの小さな魚ですがアップで見ると美しい模様と飛び出た眼も印象的。時々、小さな口を下に伸ばして底の砂の表面の有機物やエサのかすをついばむ姿は、可愛らしく癒されますよ。シャイでサンゴの陰に隠れていることが多いのですが、最近はよく目にするようになりました。
2023/02/08
全長3㎝ほどの幼魚で展示したカノコベラがすっかり大きくなり、大人のメスの体色になりました。幼魚の頃にもあった背中の眼状斑ははっきりと残っていますが、白いラインはすっかりなくなっています。
2023/02/07
以前紹介したキビレマツカサと一緒に岩の陰に隠れていて、なかなか写真の撮りにくいクロオビエビスの幼魚です。全長5㎝程です、今朝は珍しく隠れ家から離れていい場所に出てきていました。大きな眼がすごく可愛いですね!足摺の海のコーナーに展示していますので、岩影を捜してみてください。
2023/02/03
コウイカの1匹が正面を向いていました。他の個体は皆横向きなのですが、その真ん中でこちらを睨んでいました。瞼が垂れたような眼をしているので、ちょっと眠たげですが。よく見ると腕には小さな黒い斑紋が並んでいます。
2023/03/31
朝一番、ヒメたちが並んで同じ方向を向いていました。何があったのでしょう?いつもは1匹づつ間隔を保って水槽の底に定位しているのですが。皆、背鰭を大きく広げています。1匹だけイトヒキヒメが混じっています。探してみてください。(背びれの先が長く伸びている個体です)
2023/03/21
改修工事の終わった外洋水槽で、ゴマサバに混じってカタボシイワシも戻ってきました。本来ならば暖かい海の沖合で生活しているのですが、最近は窪津の大敷網でも見られるようです。サッパの仲間ですが20㎝を超える立派な体をしています。銀色の体がとても綺麗ですよ、外洋水槽で探してみてください。
2023/03/20
企画展100「さくら」で展示されているイッテンサクラダイです。100mを越えるような深場の岩礁域で生活しています。背びれの軟条や尾びれの先端付近の鰭条が糸状に延びて美しい!黄緑に輝く眼もたまりませんね。
2023/03/19
お待たせいたしました、改修工事をしていた外洋水槽が17日から無事再開しました。改修中に生け簀などで飼育されていた清水サバことゴマサバやアジ、エイの仲間が綺麗になった水槽で気持ちよさそうに泳いでいます。生きのいい清水サバを是非見に来てください!
2023/03/17
今日から始まった企画展「さくら」。そこに展示されているサクラダイ。属名もSacuraとついています。ちょっと深場の岩礁域に群れで生活している美しい魚です。
2023/03/16
金魚すくいのキンギョ位の大きさだったギンブナ、大きく立派になり10センチを超えたと思います。鱗もしっかりとしていい感じになりました。春が来て、皆大きく立派になってきてうれしい限りです。
2023/03/11
足摺の海のコーナーのメガレイの正面顔。メガレイというように大きな眼の瞳が金色に縁どられ、凄い目力が感じられます。じっとレンズを見つめてくれましたよ。
2023/03/05
えび茶色の体のイセエビとは違い、青色が混じった綺麗な体のシマイセエビ。熱帯のサンゴ礁などで見られるイセエビの仲間です。土佐清水でも時折イセエビの刺し網で混獲されることがあります。太いヒゲの付け根の紺色と青色のコントラストがいいですね!
2023/03/04
小さいころには沢山のゴンズイが集まってボール状の塊になっているので「ゴンズイ玉」と呼ばれます。成長しても群れで暮らしていますが、水槽の中では小さい時のようなきれいなボールにはならず、結構バラバラ感があるのですが、時折皆同じ方向を向いて、泳いでいることがあります。写真に撮ると沢山の眼のある不思議な光景ですね。
2023/03/03
竜串湾大水槽にエイが1匹展示されています。今日の写真のヤッコエイです。底の砂利の中に隠れていることもありますが、中層を良く泳いでいます。菱形の体の背面にはコバルトブルーの小さな斑紋がよく目立ちそれが特徴なのですが、当館の個体は斑紋の数が少なく一見アカエイのようです。2階の水面近くを泳いでいることもあるので、一度捜して見ってください。 ちなみに、この写真は2階のアクリル面で撮影したものです。
2023/03/02
足摺の海のコーナーにシロアマダイが登場です。アマダイの仲間は土佐清水では“ビタ”と呼ばれシロアマダイはシラ、シロビタと呼ばれ漁獲量は少ないのですが、味が良いのでアカカマダイよりは高値で取引されます。砂泥底の口で掘った穴を巣にして暮らしているので、水槽内でも盛んに砂を掘っています。
2023/04/29
トゲカナガシラたちと一緒に展示された,アカネキントキがレンズを向けると、いきなり口を大きく開けました!アッという間の出来事でしたが、何とか写真にとることができました!各ヒレも目いっぱいに広げています。
2023/04/28
昨日紹介したオニカナガシラに混じって、ちょっと体が大きくて胸鰭が大きい個体がいました。その胸鰭の内側を見ると、黒い斑紋の周りに黄緑色の模様があり、トゲカナガシラでしたよ。よく似た魚たちでも、ようく観察すると違いがあり、面白いですね。
2023/04/27
“足摺の海”のコーナーにオニカナガシラが展示されました。窪津の大敷網で収集したものです。オレンジ色の体に、胸鰭の奇麗な模様が素晴らしい!一緒に展示されているヒメジに向かって,パッと胸鰭を大きく広げ威嚇しています。胸鰭は閉じていることが多いので、開いているところをちょっと粘って観察してみてください。
2023/04/22
トサシミズサンショウウオ、可愛いですよね!最近は朝に見に行くと、数匹がいろいろなポーズをとって出迎えてくれます。今日の一番いいポーズはこの個体です。何を見ているのでしょうか…
2023/04/17
外洋水槽のマダイにカイワリが並走しています。カイワリは小さいころ自分より大きな魚について泳ぐ習性が知られていて、僕も何度か海中で翁魚と一緒に泳いでいる姿を観察したことがあります。“寄らば大樹の影”なのでしょう。それが水槽の中で再現できるとは。
2023/04/16
朝一番、ワモンフグが膨らんでいましたよ!釣りでフグを釣り上げた時に、手の中ではよく膨らむ姿は見るのですが、水槽の中で膨らむ姿にはなかなか出会えません。ワモンフグも始めて見ました。奇麗に並んだ輪紋と下半身の網目模様が素敵です。膨らんでくれないとわからない模様です。
2023/04/15
外洋水槽に小ぶりのマルアジの群れが展示されました。皆さんご存じのマアジによく似ていますが、体高がやや低く細身なのと、背鰭と尾鰭の間に小さなヒレがある(マアジには無い)ので区別できます。その小さなヒレ、探してみてください!
2023/04/13
アカイサキの正面顔です。何か言いたげな口元が何とも言えませんね。ほんの一瞬のシャッターチャンスでした!
2023/04/12
竜串湾大水槽のギチベラ。写真の個体はちょっと渋めの体色ですが、自然界には全身が黄色に輝く個体もいます。口を長く伸ばして、サンゴの隙間にいる小さな獲物を瞬間的に吸い込みます。その口を飛び出させる速度はなんと、秒速約2.3mだとか。凄いですね‼
2023/04/11
企画展「さくら」に展示されているキンギョハナダイ。もう展示室の桜や土佐清水の桜も大分葉桜になってきていますが、キンギョハナダイは元気に群がって乱舞しています。群れの中にはオスが1匹いてハーレムを作っていて、そのオスが死ぬと次に大きくて強いメスが性転換をしてオスとなり、群れを引き継ぎます。
2023/04/04
朝、シュレーゲルアオガエルが流木の凹みにいい感じで入っていました。なんか、しっくりと落ち着いて入り込んでいて、周囲のコケなどともよく合っています。奇麗な黄緑色のカエルで僕の大好きなカエルです!
2023/04/02
センネンダイの戻った外洋水槽に、今マイワシの群れが展示されています。底近くをひと固まりになり泳いでいます。群れは時折、ゴマサバなどに襲われるのですが、素早く動きトルネードになったり二分割したりして捕食者を翻弄しています。刻々と変わる群れの形は見ていて飽きないですよ。
2023/04/01
お化粧直しの終わった外洋水槽に、あのセンネンダイが帰ってきました!堂々とした体で古巣に戻って。どことなく嬉しそうです.
2023/05/30
すっかりオスらしくなったアカイサキ。この魚は30センチくらいまでは皆メスですが、群れの中の体の大きな個体が性転換してオスになります。オスになると顔に黄色の線が入り、背中には黒斑があらわれ、かっこよくなります。SATOUMIの展示水槽ではもう1匹オスになりそうな個体がいます。ちなみにメスは、2枚目の写真のようなきれいな色をしています。オスメスの違いを探してみてください。
2023/05/29
26日に紹介したエントランスホールのイロカエルアンコウ。館内のほかの水槽にも展示されていますよ、と書きましたがご覧になった方いらっしゃいますか?この写真の個体です。なかなかいい横顔ですね。全身に眼状斑が散らばり、瞳の位置も何とも言えません!足摺の海のコーナーで出会えますよ!
2023/05/27
深海コーナーに展示されたハリダシエビスです。深い海域を好み土佐湾では水深100~300mの底曳網漁に入りますが、展示個体は窪津の大敷網で収集したものです。胸部と腹鰭の間にある肛門付近から尾の付け根にかけて発光器があるのですが、発光状態の確認は難しいです。生きている姿を見るのも珍しい魚ですよ。
2023/05/26
エントランスホールを入ってすぐ横に展示されているイロカエルアンコウ。今朝は正面のいい場所に2匹がジッとしていました。1匹は正面を向いて、もう1匹は横を向いて、1枚の写真で正面ごと横顔が撮れました。写真の2匹はまだ小ぶりですが、SATOUMI館内にはよ~く太ったイロカエルアンコウが展示されています。何処にいるのか…探してみてください!(ヒントは小型の水槽の中にいます)
2023/05/21
外洋水槽のセンネンダイに、最近展示されたシマアジの幼魚たちが付きまとっている姿がよくみられます。センネンダイの餌の食べかすや、排便を狙っています。ちょっと鬱陶しそうですが、センネンダイはマイペースでのんびりと泳いでいます。シマアジたちは、こぼれが無くなると、水槽の底で落ちている餌のカスを金魚のようについばんでいます。
2023/05/20
ネッタイミノカサゴの横顔です。長く伸びている胸鰭が写真に撮るとすごく綺麗ですよね。黒バックで撮影すると各ヒレや皮弁が際立ちます。でもこの背鰭、臀鰭、腹鰭の棘には、猛毒の毒腺があるので刺されないように注意が必要です。
2023/05/17
足摺の原生林のコーナーのシュレーゲルアオガエルが水槽の正面にお腹をこちらに向けて張り付いていました。四肢の先端にある大きな吸盤がよく見えますね。ベタ~とくっついたお腹は内臓が透けて見えそうです。なんといってもチラッと見えている、大きな眼が澄んでいてとてもいいですね。是非、写真を大きくして見てみてください。
2023/05/16
深海コーナーのアカトラギスです。アクリルの観覧面に寄ってきて正面を向いたかと思えば、顔を少しずつ動かし、様々な表情を見せてくれました。正面、ちょっと横を、そして横顔と。なかなかいい表情を見せてくれました。よーく見るとほほや頭の上に少し砂が付いています。それもいい味ですね。皆さんはどの顔が好きですか?
2023/05/13
食材としては高級魚と言われるシロアマダイの横顔です。下向き加減の大きな眼、おでこのカーブがたまりませんね。写真をよーく見て気が付いたことはありませんか…口をしっかりと見てください。砂粒がついているのがわかると思います。そうです、口で底の砂を抄っている途中の一枚でした。
2023/05/11
体に茶色のコケが生えていたゴシキエビが、先日脱皮をしてきれいな体になりました。一回り大きくなった体に奇麗な模様が浮き出ていますね。特に太い触覚の付け根のピンクが鮮やかです。
2023/05/09
体の透明感の強いミドリアメフラシでしょうか。体の中が透けて見えそうです。背中の斑紋がなく小さな眼状斑があるくらいです。なので、顔にある黒い小さな点の眼、つぶらな瞳がよくわかりますね。
2023/05/06
朝、アマゴが大きくなって綺麗になったなー、と思って写真を撮ろうとピントを合わせていたら、大あくび?をしましたよ。ほんの一瞬の出来事です。でもバッチリと撮れています。この写真、頭を下にしてみると、細い棒に刺されて下を向いて炭火で塩焼きにされている姿みたいですね。ちょっと美味しそう…
2023/05/05
数日前に展示されたクロウミウマのオスです。展示された時からお腹の育児嚢と呼ばれるメスが産みつけた卵を入れている袋が、大きく膨らんでいました。(タツノオトシゴの仲間はメスがオスのお腹の袋に卵を産み付けるのです。)子どもが生まれるのかな、と期待をしていたら昨日100匹以上の赤ちゃんを出産しましたよ。赤ちゃんはバックヤードの水槽で飼育中です。大きくなったら、また皆さんにご覧いただきます。
2023/05/04
昨日紹介した深海コーナーのミナミミゾレウツボと一緒に展示されているオキノスジエビです。日本近海では水深100~400mという深いところに群れを作って生活しているエビです。濃いオレンジ色の体に白い線、長いひげと脚も印象的です。水槽の中でも仲間同士が集まって生活していますよ。
2023/05/03
深海のコーナーにミナミミゾレウツボが展示されました。室戸で収集した個体です。浅場に多く生息するウツボの仲間ですが、本種は沿岸の水深200m前後の深海の入り口付近に生息しています。与論島では水深300~350mに仕掛けられたかご漁で捕獲された記録があります。淡黄褐色の渋い体色で優しい眼をしています。写真の下に写っているエビは、オキノスジエビで、これも深場に生息するエビですよ。
2023/05/02
SATOUMI2階の潮だまり水槽のマツカサウオの展示されている水槽に、仲間入りしたタキゲンロクダイです。一緒に展示されているコクテンカタギとおなじように少し深場の岩礁域に住むチョウチョウウオの仲間で、普段はなかなか目にすることがない種類です。刺し網で収集されましたが、丁寧に扱っていただけたようで、大きな傷もなく無事展示されました。背鰭が高くまでそびえているので体が三角形に見えますね。
2023/06/30
ウミガメ水槽の隣のシコロサンゴの展示水槽をようく見ると、小さなクリスマスツリーのようなものが先のほうについているのに気が付くと思います。イバラカンザシゴカイです。写真のようにオレンジ色や淡い象牙色、暗色の点が入ってものなど様々です。自然界では鮮やかな青、赤、黄なども見ることができます、これはれっきとした生き物で、釣りの餌で使われるゴカイやイソメの仲間です、棲管という石灰質の管を作りその中に体を隠し、綺麗な色の鰓だけを水中に出しています。この鰓、光の変化などを感じるとサッと奥に入って隠れてしまいます。
2023/06/29
足摺の海のコーナーで展示されているカモハラギンポの体色がすごく綺麗になってきています。黒色がはっきりとし、顔の模様も素晴らしい!このカモハラという名前は、以前にも書いたと思うのですが、高知大学で魚類の分類を手掛け、高知県からも数々の新種を発見された蒲原稔治先生の名前が付いたものです。日本の魚類学発展に寄与した、田中茂穂先生の弟子として、日本の魚類学にご尽力された先生です!その功績は「らんまん」にも負けませんよ!
2023/06/25
遊泳性のエイ、マダラとビエイは海底の二枚貝が大好物。SATOUMIでも殻付きのアサリを水槽にまくと、水槽の底に降り唇で底を探って、アサリを見つけると口に含みモグモグと食べ始めます。敷石状の歯で殻ごと細かく砕いて、中の身を食べるのですが、その砕かれた殻には少しアサリの身が残っていて、そのおこぼれを小さなアジたちが好んで食べています。だから、食事中のマダラとビエイには沢山のアジたちが付きまとい、殻の破片が落ちると我先にとそれを追いかけて、おこぼれを頂戴しています。
2023/06/24
いつもは外洋水槽の底や天井のアクリル面にお腹をつけてジッとしているサメ、オオセが珍しく泳いでいました。自然界でも海底でジッとして、好物の魚などが顔の上を通りがかると、大きな口で一飲みにしてしまいます。ダイバーが間違えて踏んで、咬まれる事故も起きています。
2023/06/22
一週間前にサツキマスらしくなってきましたと紹介したアマゴ。体の模様の変化は急速に進み、体側のパーマークと呼ばれる黒い斑点が成長に伴い上下に長くなり薄れてきました。体もまた一回り大きくなり“上流コーナーのぬし”にふさわしい風貌になっています。もう誰もちょっかいを出す者はいないようです。
2023/06/21
今朝はキイロイボウミウシがいいポーズをとっていましたよ。体の横に二つ並ぶ黒い縁取りの白点は両目、その下の灰色の線で囲まれた黒点が鼻のようで、なにかのキャラクターの顔見たいですね。
2023/06/20
フリエリイボウミウシの綺麗な写真が撮れました。いつも水槽の奥や水面近くに何匹かがかたまってジッとしていますが、珍しくゆっくりと動いていい体勢になっていました。ブルーの体に濃紺のライン、その間に黄色の突起がとても綺麗です。透明感のある黄色で根元近くが半透明でいい感じですね。
2023/06/16
いつも水槽の奥の擬岩に張り付いていて、全身を見るのが難しいオニカサゴ。今朝は水槽の底に降りていたのでパチリ!オニカサゴの仲間は、よく似ている種が多く標本でしっかり査定をしないとちゃんと種がわかりません。皆、体表や鰭の先に小さな皮弁が沢山あり、岩などに擬態をして身を隠せるようになっています。
2023/06/15
SATOUMI2階の川の上流の水槽のアマゴ。すっかり大きくなり、もうアマゴというかサツキマスの風貌になってきました。川で成長して産卵をするものをアマゴ、海に降りて成長したものがサツキマスと呼ばれています。写真の1匹は特に立派で、水槽の中に縄張りを作って主となっています。立派になったなぁと思って、その姿を撮影すると、次の瞬間ほかの個体を追いかけてアタック!凄い瞬間が撮れました!開いたエラが生々しいですね。3枚目の写真は「してやったり!」の顔をしてますね。
2023/06/12
イシガキダイの綺麗な写真が撮れました。全身が小さな黒斑で覆われとても綺麗ですね。目元、口元が笑っているように見えませんか。オスは成長すると体の黒斑は消え、口元だけが白くなるので“クチジロ”と呼ばれます。
2023/06/11
トゲカナガシラのいい顔が撮れました‼瞳に入ったメタリックグリーンの輝き、広げた第一背鰭のオレンジ色の斑紋、そして胸鰭の色合いが素晴らしい!こんな美しさは、写真に撮ってじっくり見ないと解らないですよね。
2023/06/09
河口の水槽にいるキチヌの幼魚です。クロダイによく似ていますが腹鰭と臀鰭、尾鰭の下側が黄色味を帯びているので区別できます。また産卵期も異なりクロダイは春ですが、キチヌは秋で展示されている個体は昨年の秋に生まれたものです。
2023/06/08
足摺の海のコーナーの一番奥の水槽に展示されているアヤメカサゴの幼魚。今朝、いい感じの写真が撮れましたよ。背鰭の開き具合、胸鰭の位置などいい瞬間です。なんといっても、その眼と口元が可愛いです‼
2023/06/07
飼育担当者が1匹ずつ釣りで収集したクロホシイシモチの群れが、竜串湾大水槽の2階の波のある浅瀬の一番手前(サンゴの水槽を抜けてすぐ)で群れています。朝は人影を見ると近付いてきてくれました。波に負けずに皆、元気に暮らしてくれているようです!
2023/07/27
深海コーナーに展示されているアズマハナダイです。普段は水深150~170mのやや深いところに住んでいますが、水深300mの深海からの報告もあるようです。美しい体色をしていますが、なんといっても尾鰭の小さな赤い斑点が良く目立ちチャームポイントになっています。
2023/07/26
足摺の海のコーナーにいる、コンゴウフグの面白い写真が撮れましたよ。四角い箱のような体を顔の部分をあおって撮ったものです、黄色のひょうたんに角が生えたようです。この目の上の角は子供のころはまだ伸びていなくて、黄色の四角い箱のような体をしています。成長に従いだんだんと長くなってきます。
2023/07/24
竜串湾大水槽に展示されているヒメジです。オキナヒメジかホウライヒメジだと思うのですが、尾柄にある黒斑が側線の下まであるとホウライヒメジなのですが、この写真の個体はほんの少しだけ側線からはみ出ています。じゃあ、ホウライヒメジ??微妙です。
2023/07/22
今年もスーパー暖流「黒潮」が南の魚たちを土佐清水に連れてきてくれる季節になりました。その代表的な魚が写真のナンヨウツバメウオです。漁港などの水面で横になり枯葉に擬態しています。体は水面に浮かぶ枯葉のような色合いで、ようく見ると虫食い模様まであります。ジッと浮かんでいるとなかなか魚が浮かんでいるとは思えません。皆さんも港や漁港に行ったら、水面に目を向けて枯葉のようなナンヨウツバメウオを探してみてください。
2023/07/21
カブトムシやクワガタムシが続いたので、綺麗な魚を。足摺の海のコーナーの一番奥の水槽に展示されているシキシマハナダイです。神経質でいつも物陰に隠れているのですが、今朝はサーと泳いだので、その一瞬を!各ヒレが綺麗に開いてすごくいい感じですね。尾びれの上下が長く伸びて印象的です。オスはメスを誘うとき、腹鰭を白くします。
2023/07/20
「世界でいちばんきれいなクワガタムシ」といわれているニジイロクワガタです。その名の通り体は虹色に輝いています。光の当たり方でさまざまな色合いになるのですが、写真にとるとなかなかいい色が出せません。やはり自然が一番なのですね。
2023/07/18
ちょっと変わったカブトムシ、ノコギリタテヅノカブト。南米の標高1500mを超えるところの竹林に住むカブトムシです。その名の通り、角は細く胸の角がまっすぐ上に向かって伸びています。そして前足が長く、オス同士で戦うときにはこの長い前足振り回して戦うそうです。竹や笹の新芽やタケノコを傷つけて染み出た汁をなめます。カブトムシの仲間は夜行性のものが多いのですが、本種は昼間でも活動しています。
2023/07/17
昨日に引き続き、カブトムシとクワガタの企画展より美しいオニクワガタを、モーレンカンプオウゴンクワガタです。その名の通り体が黄金に輝くクワガタです。スマトラ島に生息し、本種も体の色がヘラクレスオオカブトのように乾燥している時に金色になり、湿度が高くなると黒みを帯びた体になるようですよ。
2023/07/16
昨日から始まった企画展「夏だ!カブトムシだ!クワガタだ!世界の甲虫大集合‼」。その中でもカッコいいカブトムシがヘラクレスオオカブト。企画展示室を入ってすぐのケースに展示されています。このカブト、羽の堅い部分が黄土色っぽいイメージがあるのですが、その色の時は、乾燥して湿度が低い時や、お腹がすいているときなどで、湿度が高くなりお腹もいっぱいになると、写真のように黒光りの羽になるそうです。気になるカブトやクワガタが勢ぞろいしていますので、是非実物を見てください。
2023/07/14
先日紹介した川の上流コーナーのボスアマゴに追われて、水槽の中央の水が落ちてくる下に逃げ込んだ瞬間です。切羽詰まった顔をして、何か訴えかけているようです。
2023/07/12
足摺の海のコーナーの一番奥の少し深いところの魚たちを展示している水槽に展示されたハナアナゴです。窪津の大敷網で収集したものです。底の砂に潜って顔先だけをのぞかせていますが、なかなか全身を見ることができません。大きな眼が印象的です。多分、夜になると砂から出てきて食べ物を探しているんだと思います。尾の先は固く、砂を掘りやすくなっていますよ。
2023/07/11
ミズクラゲがいい個体群の展示になっています。傘の中央にあるよっるの生殖腺が目のように見えるので“ヨツメクラゲ”と呼ばれることもあります。ミズクラゲはごく普通に見られるクラゲですが、写真にとってしみじみ見ると、綺麗なクラゲですね!
2023/07/09
いままでフサカサゴだとばかり思っていましたが、横顔のアップをとってじっくりと見たら、顔の小黒点が散在しています。また胸鰭が写った写真ではその鰭条が16軟条のように見えるので、この写真のフサカサゴは、カボチャフサカサゴのようです。じっくりと観察するということの大切さを再確認しました。
2023/07/03
昨日のアカトラギスの顔の写真を見て、やっぱり顔のアップはいいなぁと。今朝はオオクチイシナギがいい場所にいたので、その顔をアップに!白といぶし銀のような体色のコントラストが渋い。そしてなんといっても目力がすごい‼
2023/07/02
深海コーナーのアカトラギスが、顔じゅうを砂だらけにして何か言いたげな口元をしていたので、シャッターを!水槽の底に穴を掘っていたのか。穴を掘っていたチゴダラ等に砂をかけられて怒っているのか、皆さんアカトラギスはなんといっているかわかりますか?
2023/08/31
SATOUMIのエントランスに入ってすぐ右手にある水槽にベラギンポを展示しました。目の前の桜浜の砂地に住んでいて、危険を感じると素早く砂にもぐり隠れてしまいます。水槽の中でも、何かに驚くとサッと砂に潜ってしまいます。だから水槽の中には隠れてしまい何もいないことも…写真の個体はオスで、1匹のオスが、メス10匹ほどを従えたハーレムを作ります。
2023/08/30
足摺の海のコーナーの新参者のベラ、カマスベラです。名前の通り細長い体でカマス類によく似ていますね。体色の変化が多く、緑の海藻の周りに住んでいるものは鮮やかな緑色に、時には黄色にと。特に小さい時には、海藻の中に逃げ込むと瞬時にその海藻と同じ色になってしまいます。驚くべき忍者ベラです。
2023/08/29
深海コーナーに展示されているゲッコウスズメダイです。サンゴ礁などの浅い海で分化を続けているスズメダイ類としては珍しく、水深150mほどの深い海に住んでいます。そのためなかなか目にすることがありません。2019年に相模湾から採集された標本をもとに、新種のスズメダイとして報告されました。
2023/08/26
この時期、海の中は魚たちの稚幼魚のパラダイス!黒潮に乗ってやってきた熱帯性の生き物たちの赤ちゃんも沢山います。そんな中から足摺の海のコーナーに展示されたカンムリベラの幼魚です。凄い模様ですね。この模様も成魚になると、2枚目の写真のようになってしまいます。
2023/08/25
何度か紹介している2階の渓流水槽のアマゴのボス。今朝は水槽の中央の仕切りを乗り越えて右側の水槽へ。その瞬間をとらえました!大きな体ですが、あっと言う間に乗り越えていきました。そして水槽内をぐるっと一回りしたと思ったら、左側の水槽に戻っていきました。偵察にでも行ったのでしょうか。
2023/08/24
SATOUMI2階サンゴの展示コーナーの、堅い骨格を持たないサンゴ類のウミキノコやトサカ類の水槽に、ツノダシの若魚が展示されました。成魚は体長20センチを超えますが、展示された個体は10センチほどの若い個体です。今の時期、SATOUMI周辺の漁港を除くと、同じような姿をしたハタタテダイの幼魚の群れに、1匹だけで混じって泳いでいる姿が目につきます。
2023/08/22
以前紹介したソウシハギと同居しているワモンフグの稚魚です。まだ全長3㎝ほどです。本来は琉球列島などの南の海で見られるのですが、今年はSATOUMIの周りの漁港でも1㎝ほどの稚魚が目につきます。昨年までは年に数匹しか採集できませんでしたが、今年は多いのです。性格はおとなしく同居しているスジモヨウフグなどに追いかけられることが多々あります。その時はさっと逃げてロープの影などに身をよせ隠れています。可愛らしいフグですので、是非探してみてください!
2023/08/20
先日紹介したサンゴの仲間、ムチヤギを住処にしているガラスハゼが産卵していました。なんかムチヤギの上で、二匹がゴソゴソとしているなと思い写真を撮ると、なんと産卵の最中でした!ムチヤギの表面に小さな卵が並んでいましたよ!写真を大きくして見ると卵がよくわかります。卵はオスがそばについて守っています。
2023/08/18
2階サンゴコーナーに展示された3種目のチョウチョウウオ、ツキチョウチョウウオです。大きな体で存在感があります。日本で普通に見られる温帯域に住む和名チョウチョウウオによく似ていますが、体のラインが斜めに走っていて、体の黄色が鮮やかなので区別できます。亜熱帯海域に生息していますが、なかなか目にする機会がなく、図鑑類には日本では稀種と書かれているくらいです。
2023/08/16
昨日紹介したシラコダイとおなじ水槽に展示されているゲンロクダイです。本種もやや深いところに住むチョウチョウウオで、東シナ海南部の大陸棚の水深56~195mからの記録もあります。背鰭の後半にある黒斑がチャームポイントの、やはり渋い美しさを持つチョウチョウウオですね。
2023/08/15
SATOUMI2階のサンゴのコーナー、以前ガラスハゼを紹介した入ってすぐの水槽に、岩陰のサンゴ類の周りで見られるチョウチョウウオ類を展示しています。今日紹介するのはシラコダイ。学名の種小名にnippon(ニッポン)とついている日本近海に生息する固有種といっていいくらいのチョウチョウウオです。チョウチョウウオの仲間が熱帯域で多くの種に分化していますが、シラコダイは温帯に適応し、ちょっと深場に住む種です。独特の渋い美しさがありますね!
2023/08/14
SATOUMI二階の潮だまりの水槽の前に展示されているセンネンダイの若魚です。今朝はなかなかいい横顔が撮れました!白い体には3本の赤褐色の縞が入って綺麗ですね。でもこの縞は大きくなるとなくなり全身が黄褐色になってしまいます。外洋水槽にも大きなセンネンダイが入っていますがまだこの縞は残っています。
2023/08/13
足摺の海のコーナーで、いつもはサンゴの下に潜って隠れていて、なかなか全身を見せないマトイシモチが、今朝は元気よく泳いでいました。綺麗に鰭を広げていいポーズです。第二背鰭にある的(マト)のような大きな黒斑が良く見えますね。そしてウロコの輝き、臀鰭の模様も最高に綺麗です!
2023/08/12
小さな魚の紹介です。サンゴのコーナーの一番最初の水槽に展示された、全長3㎝ほどの小さなハゼ、ガラスハゼです。ムチカラマツなど細長いサンゴの群体にちょこんとついています。オスメスのペアでついていてその表面に卵を産み付けます。その名の通りガラスのように透き通った体なのでなかなか見つけにくいですが、観覧面に近いところにいますので、是非探してみてください!透明な体なので反対側の眼も透けて写っていますね。
2023/08/11
今朝の卵を咥えたシボリのお父さん。少し開いた口を除くと、卵の中に銀色に光るものが!そうです、順調に発生が進んでいるのですね。もうすぐ赤ちゃんの仔魚の誕生かもしれません。
2023/08/07
「足摺の海」で朝一番、いつも岩陰に隠れているシボリが出てきていました。ようく見ると口が少し膨らんでいる感じです。別の角度から撮るとオレンジ色が透けて見えます。そうです、卵を口で加えて保護しているオスです!本種が含まれるテンジクダイの仲間はメスが産んだ卵をオスが口に含み孵化まで守るのです。その間オスは食べ物も取らずに、時折口をモグモグとさせ新鮮な水を卵に送ります。この写真を撮り終えた瞬間、急いで岩陰に隠れました。岩陰に隠れている姿は3枚目です。眼が大きく、同じく口内保育をするアゴアマダイによく似ています。
2023/08/06
足摺の海のコーナーのサビウツボの凄い顔が撮れました!正面を向いて大きく口を開いた瞬間です。深海魚のフウセンウナギの仲間の顔みたい。その眼の白い虹彩が良く目だちますね。このウツボのチャームポイントです。口を閉じると2枚目のような凛々しい顔になりますよ。
2023/08/04
昨日紹介したソウシハギと同じ水槽に展示されているクロホシフエダイの全長3㎝ほどの稚魚です。この頃は写真のように背びれと腹びれの第一棘が長く伸びています。成長するとこの棘は短くなりシマイサキの幼魚によく似ていて、シマイサキの群れに紛れ込んでいることもあります。
2023/08/03
朝一番でいいショットを撮らせてくれたソウシハギです。体は不思議な模様をしていますよね。稚幼魚は流れ藻について生活し、海が荒れた後に漁港などに吹き寄せられた藻やゴミのそばで見ることができます。写真の個体は全長15㎝ほどの幼魚ですが、成長すると1mを超えるものもいます。内臓には餌由来の毒があることがあります。
2023/08/02
足摺の原生林のコーナーに先月27日から展示されているヒナイシドジョウです。高知県と愛知県の一部の川の水の綺麗な上流から中流域に住んでいる希少種で、高知県では条例で未許可での採集を禁止しています。体に並んだ斑紋がいい感じで、髯の生えた口元もいいですね!
2023/09/30
SATOUMI2階の河口水槽にヒゲソリダイの続き、ヒゲダイが仲間入りしましたよ。顎の下にはちゃんと知り髭を蓄えています。写真をアップにすると髭が良くわかります。ヒゲダイも稚魚の頃は全身が黒褐色でヒゲソリダイやコショウダイに良く似ていますが、体高が高いので区別できます。ヒゲダイとヒゲソリダイの髯の違いを水槽の前で、じっくりと観察してみてください!
2023/09/25
今朝も足摺の海のコーナーでキンギョハナダイのいいポーズが撮影できました。各ヒレの動き、そしてなんといっても眼の上のブルーパープルのアイシャドーが最高に綺麗です!生き物たちの横からの写真もいいですが、その生き物のがさらに美しく見える一瞬を捉えるのも楽しいですね。
2023/09/24
岩陰に隠れている事の多いトガリエビスが、カメラの前でいいポーズをとってくれました。まだ全長が8㎝ほどの幼魚なのでやや細身ですが、成長すると体高が高くなり、鰓の下に延びるトゲが長くなりカッコいい体になります。大きいものは30㎝を超え、高級食用魚です。
2023/09/18
アミメウツボが正面をむいて口開けていました。どうやらクリーナーシュリンプが近づいていたようです。その口の中を覗いてみると、上顎の真ん中にも立派な歯が生えていました。ウツボの仲間は、上顎の中央に歯が並んでいるものがいて、重要な分類形質になっています。それにしてもアミメウツボには立派な歯が3本も生えていて、嚙まれたら痛そうですね。
2023/09/17
足摺の海のコーナーのヘコアユ。大きい個体に混じって小さなヘコアユが2匹泳いでいます。この夏に黒潮に乗って流れてきた幼魚です。2匹とも採集した時には、敵に狙われないように周りのゴミなどに擬態して、茶褐色の体をしていました。それが、展示水槽で他の仲間たちと出会うと、あっという間に仲間と同じ茶色がかったシルバーの体になりました。仲間に出会えて、安心して同じ模様になったのでしょうね。
2023/09/15
フリエリイボウミウシが撮影に絶好の場所にいました。ギザギザになっている水槽の観覧面のおかげで、オレンジ色の突起が良く目立つ背面と、体を伸ばしているところとが同時に撮れました。鮮やかなブルーの模様とオレンジ色突起が黒い体に映えてとっても綺麗です!
2023/09/14
朝、深海コーナーでイシナギが正面から泳いできました。すかさずピントを合わせてパチリ!深海の暗闇から現れた怪魚のような写真になりました。大きなイシナギに深海でこんな顔で鉢合わせしたら、怖いですね。
2023/09/13
河口のコーナーに展示されたコショウダイの幼魚です。クロコショウダイに似ていますが、背中から尾鰭にかけて小さな黒斑が並んでいます。この魚も子供のころは全身が黒褐色でゆっくりと海底近くを漂っていて、ゴミや植物片に擬態をしているようです。
2023/09/12
オトヒメウミウシの綺麗な写真が撮れましたよ!ウミウシの展示水槽は、観覧面がギザギザになっているので、左右2か所から同じウミウシの写真を撮ることができます。今日の写真がそれです。同じウミウシを違う角度から観察できたり、撮影できたりする素晴らしい水槽です!なんといってもオトヒメウミウシが綺麗で、絵になります。移動するときに波打たせる外套膜が良くわかりますね。
2023/09/09
河口のコーナーでアカメと一緒に展示されているヒゲソリダイです。同じ水槽のクロコショウダイと同じ仲間で、体形や色合いがよく似ています。特に茶色が強くなったときはこの仲間は皆よく似ています。近縁種にヒゲダイという種がいて、ヒゲダイは下顎にちゃんと髭が生えているのですが、ヒゲソリダイは髭を剃ったような跡があるだけなの“ヒゲソリ”という名前がついたのでしょうね。写真の下顎の部分を大きくするとヒゲソリ痕がわかりますよ。
2023/09/08
タコクラゲの水槽に、体色が鮮やかなブルーの個体が数匹混じっています。近隣の漁港に発生しているタコクラゲ、写真の後ろに写っているような褐色の個体が多い中で、時折ブルーの個体が見つかります。体の中に共生している褐虫藻の色のせいでこんなブルーになっているのでしょうか。生き物たちは不思議でいっぱいですね。
2023/09/07
足摺の海のコーナーに展示された、7㎝ほどのキツネアマダイの幼魚です。一見して、他の魚の体に付いた寄生虫などを掃除する、ホンソメワケベラの幼魚によく似ています。でも他の魚に近づくようなことはなく、底近くにいて時折底の砂をついばんでいます。